概要
百合漫画を見て気付いたけど、もしかして私と後輩みたいなこと?
私、篠井律は県立第三高校の生徒会長をしている。副会長の七海由奈とは、学園で「お似合いの二人」って呼ばれるくらい仲がいい。
まあ、確かに私たちはいつも一緒にいるし、息もぴったりだから、そう言われるのも分かる気がする。
由奈ちゃんは本当に可愛い後輩で、生徒会室では私の膝に座ってきたり、肩に頭を乗せてきたりする。メッセージでは「律先輩、大好きです」なんて送ってくるけど、私たち親友だから、こういうのって普通だよね? 女の子同士ってこんな感じだし、何も変じゃない。
……そう思っていた。
ある日のこと。ネットで出てきた百合漫画を、ふとした拍子に目にしてしまったんだ。
「え……?」
漫画の中の二人は、一人が膝に座って、もう一人の首に手を回している。「好きです」って囁いて、頬を染めなが
まあ、確かに私たちはいつも一緒にいるし、息もぴったりだから、そう言われるのも分かる気がする。
由奈ちゃんは本当に可愛い後輩で、生徒会室では私の膝に座ってきたり、肩に頭を乗せてきたりする。メッセージでは「律先輩、大好きです」なんて送ってくるけど、私たち親友だから、こういうのって普通だよね? 女の子同士ってこんな感じだし、何も変じゃない。
……そう思っていた。
ある日のこと。ネットで出てきた百合漫画を、ふとした拍子に目にしてしまったんだ。
「え……?」
漫画の中の二人は、一人が膝に座って、もう一人の首に手を回している。「好きです」って囁いて、頬を染めなが
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