編集様「続刊無理です♪」私「○○○」の記憶と感想
水鳴諒(猫宮乾)
第1話 虚無と再起
掲題。
作品タイトルとキャッチ、そのままのお話です。
私は約12年前に、某Nろう様に投稿していた小説(ハイファン)を、O社様に拾い上げして頂き(週間1位のタイミング。再投稿だったので退会前は累計だった作品。退会前3社、再投稿後2社打診)、1冊ほど紙書籍を出して、打ち切られました。
うん。
理由は、「売れなかったから」ですね……。某TUT○YA様とかはランキング入ってたけど、POSとか悲しい結果だったし(編集さんは、気にするなあれは某社とかと一緒で地方細部は見れぬ、とのことだったけど)、売れなくても続刊できるような状態でもなく(病気して私側が編集さんに返事できない局面多かった)、色々あるのですが、売れなかったなぁ……でも、熱烈に愛してくれた方がいたので、嬉しいです。今はその投稿サイトから考えるところあって削除してて、出版社の電子版が配信を日本と韓国でされててそちらで1巻収録部分まで購入可能だけれど、3巻分まで分量あって、続きはWebで、ではなく、おろしてしまったので、私のグーグルドキュメントの中にしかありません笑
最高に素敵な表紙と挿絵書いて頂いて、出てこないキャラまでキャラ設定画かいて頂いて。嬉しかったなぁ。二巻の内容の話までしていたのですが、最終出ませんでした。でも、別に編集さんに恨みもなく。良くしてくださったと思ってます。同レーベルの作家さんが後にぼろくそいってるのとか、TLで炎上したりもしてたんだけど、私個人にはとてもよくしてくださりました。なおK系列でなく、カクヨム一切無関係です笑 なので、ここに書いております。
はじめ。
書籍化の打診のご連絡いただいて、驚きました。現実感がとにかくなくて。
それで遠方なのでお断りしたんですが、会いに来て下さって。
断ったんだけど、絶対一回直でお会いしたいと言われ。
そういう出版社様でした。
話していたら、3巻確約、売れたら6巻といわれたけど、絶対そんなことはないだろうなと思っていたら、1巻打ち切りでした笑 書面交わしてないし、私も信じてなかったので、まぁ良いのですが。
サイン本書いたり、Webインタビュー企画や特典あったりで、色々多忙でした。楽しかった! で、売れなかったので打ち切りの時、編集さんも思いのほか明るい声で「すみません打ち切りです」っとのことで、私も「あー、そうですか、いえいえ、ありがとうございましたー!」みたいな感じでした。意外とですね、ショック受けないんですよね。まぁ、最初から現実感なかったからなのかもしれないけど、爆発的に売れてアニメ化みたいな夢を、抱いていなかったというか……。
人生で一回くらい紙で出版してみたい、一冊でいいから、記念に。
まさにこれで、この夢が叶っちゃった感じでした。
なので、後悔は本当にないんですよね。
ただ、私ゲームのシナリオライターだったんで、過去も文章でご飯たべてたことがあるのですが、「文筆業で生きていきたいなぁ」って思うきっかけになりました。しかしながら、打ち切り! どうすれば!? となり――そこからが、新しい始まりでした。
とく、デビューはスタートラインに立った所って言うけれど。
打ち切りだと走り出せてないから……。
再デビューしたり、他社とか別の仕事もらう必要があったりで。
私の場合は、公募で通過や受賞を(カクヨムじゃないけど)たまにさせて頂きつつ、近年はBL/TLの電子書籍をなんとか出させて頂いておりますが、そこに到着するまでも長くて、コミッションサイトで小説のご依頼受けたり、Kindleでセルフ出版したりと色々やってみました。
そして思ったこととして――書き続けてれば、なにがどうなるか分からないから、とにかく書くべし……ということでした。
なんとなく。
今、エッセイジャンルを上述の占いエッセイきっかけに読んでいて、読まれないとか色々みていて、思い立って書いてみましたが。
みんな「こうなりたい」「こういいう自分」ってのがあるっぽくて、私の場合は、それがなくて芯がブレブレで、ただ、「こういうのを新しくやりたい!」みたいなのだけは、誰よりも強いんだなぁっと思いました。
よく一巻ぎり、単巻でおわり、続刊しない、他社の仕事こないとか聞きますが。
諦めず!
書いていれば、なんとかなります。そして、無理になんとかしなくてもいいけど、書くの嫌いでなければ、書いていた方がいいんじゃないかなって、私なんかは想います。
――と、綴ってみましたが、エッセイって難しいですね。ブログや日記との違いが……。
キャッチーなモティーフだろうに、ここまで書いて、面白味を感じないんです。もっと緩急つけて書いたら違うんだろうなぁって、そう考える時に、私の文章全般がそうだから、訴求力弱いのかなぁとか……ぐるぐると笑
ただ、出ないだろうと思っていたのには理由があって、12000部って打診されたのが、10000部に途中で減ったり、○月だったのが、別の方拾い上げで決まった時に、その方その月がいいから二か月遅くお願いしますって言うのがあったりしたのですよね。雰囲気で、なんか分かりますよね。編集会議の話とか笑
今は、どうしても紙商業で出したいとかはないんだけど、12年前にそういう出来事あったんだなぁって、手帳の表紙(干支)みて思いました笑
しかし諦めたら試合終了的な論ありますが、私諦めたけど仕事みつけました笑
無理に気合入れてしがみつかなきゃなんてことはないんすよね。
自分のペース、大切だと思います!
編集様「続刊無理です♪」私「○○○」の記憶と感想 水鳴諒(猫宮乾) @mizunariryou
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