鼻歌
「〜♪」
ゆったりとした鼻歌が雨が降る音と共に街の路地裏に響く
「〜♪」
どこか物寂しい曲調、切ないラブソングにも聞こえる
「〜♪」
鼻歌を歌ってる人物はゆったりと、けれど確実に地を歩む
「〜♪」
ぴちゃりぴちゃりと水溜まりを気にする事もなく歩く
「〜♪」
鼻歌は徐々に重苦しい曲調に変わっていく
「〜♪」
雨音の中に一際大きな滴る音が手から垂れる
「〜♪」
紅に染まった地面を容赦なく雨は打ち付ける
「」
遂には鼻歌は止まり、歌い手の歩みも止まり地面に倒れる
「」
雨は打ち続ける、歌い手の背中に
「」
街には静寂が残る、薄暗い路地の中で歌い手は動かなくなった
「」
目は白くなり徐々に冷たくなる体にも雨は打ち続ける
「」
倒れた歌い手の目から一筋、滴り落ちる
「」
それが雨なのか、涙なのかはわからない
「」
しばらくすると鼻歌の代わりに飛行機の音が聞こえてくる
「」
閑散としていた街には銃声と爆撃の音が響いた
「————————」
歌い手の言葉は橙色の閃光と共に塵となった
想像力を鍛えてみよう!!〜罪〜 USSR @USSR0609
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