【短編】夢洲ダンジョン!~もし、日本の夢洲にダンジョンが出来たら…~
中学生モブ「高校生モブまであと少しィ!」
ダンジョンマスターは元人間
眠りから目覚める。
ダンジョンの内装を作る。
ダンジョンを作成する。
これが俺の日課…
このダンジョンは夢洲にある。
カジノより夢があって良いだろう。
多分
このダンジョンは一層から五層まであって、全て戦車の様な大きいモノが通れる様にしてある。
理由は巨大な魔物が自由に動ける様にしたいからである。
理由は自分を守るため
魔物も配置した。
さて、次は何をしようかな
ちょっと待てい‼︎
どういう事だ?
俺はダンジョンを作った事なんてないぞ?
というかダンジョンってどういう意味のダンジョン?
ファンタジー系の方のダンジョンか。
いやいやいや
おかしいだろ!
あっ夢だな。
うん、寝よう。
リアル?
無視だ無視
一歩も動かず玉座に座って寝た。
騒がしい…
五月蝿いな…
もう少しぐらい寝させろよ…
「人間?」
「静かに、ダンジョンマスターだ」
「ん?」
あの格好は…
自衛隊⁈
…初めて見た。
「自衛隊か?」
いや、何で此処に居るんだ?
「ッ!」
「何故…自衛隊だと認識出来たんだ。ダンジョンマスターは記憶を失っているはず…」
「新しいダンジョンマスターだ。魔法を使わなくても記憶を持っていてもおかしく無い」
「いや、ダンジョンの事なども我々は詳しくわかっていないから何があってもおかしくは無いだろ。冷静になれ」
「もしかして、貴方は日本語がわかるのか?」
「日本語?理解出来るぞ。それで何故、此処へ?」
ほんまに何で?
もしかして、助けに…
「謎の建造物らしき物が出現したので法に基づき、派遣された」
…そうか。
俺の物ではないはずなんだが、俺の物かもしれん…
「成程。それでこの中で一番偉いのは誰だ」
「私だ」
「おお、そうか。なら、こっちまで来い」
「何をするつもりだ」
「何もしないぞ」
逆に何かされると思ったのか?
「本当か?」
「ああ、本当だ」
「この椅子に座れ」
「何故だ?」
「安心しろ座ったから死ぬとかそんな事は無い」
俺が座っていたし。
大丈夫だろう。
「あ、ああ」
「おめでとう。今から君がダンジョンマスター代理人だ。今日から頑張ってくれ。ではまたいつか」
帰ろう。
無事、押し付けられた。
夢だし、いつか起きるだろう。
猛ダッシュで帰ろう。
自分の家まで。
〜〜〜
クッ…体に力が入らない。
何故だ…
後数メートルで外に出れるはずなのに…
外に近づくと近づく程力が抜けていく。
外に…
あれ、何で自分は外へ出ようとしていたんだろう。
何で…だ?
頭が働かない…
「僕は…」
僕は
「誰なんだ?」
意識の糸がプツンと途切れ。
ダンジョンマスターは人間の頃の記憶をまた失った。
そう、これが一回目の…
夢洲ダンジョン大規模災害
ダンジョンからは何百、何千という規模で魔物が溢れ、ダンジョンマスターと魔物が人類へ牙を剥いた。
自我を失ったダンジョンマスターを倒す事は出来ず。
ダンジョンマスターをダンジョンへ帰す事によって初めて災害は終わりを迎えた。
こうしてこの世界にダンジョンマスターを外に出してはいけないという認識が産まれた。
この後、ダンジョンマスターは災害の犠牲となった者の関係者によって討伐された。
しかし、ダンジョンは残り続けた。
夢洲ダンジョンマスターが創り出したしもべ達はダンジョンを創り続け、彼らが降伏し、日本に[ダンジョン改造権]が渡されるまで生き続けた。
日本は世界で一番最初にダンジョン災害を受け、世界で一番最初にダンジョンマスターを殺した国
そして、世界で初めて[ダンジョン改造権]を手に入れた国であえる。
この事件によって、
ダンジョンは娯楽に。
ダンジョンはレベル上げというトレーニング施設に。
ダンジョンはダンジョンが存在する限り、資源やエネルギーを生産し続ける物に。
ダンジョンは宇宙開拓の為に大きく貢献し。
宇宙世紀の一世紀目は日本が殆どの星を開拓したので人間の共通言語は日本語になった。
ただ、それだけ。
【作者の独り言】
最後の方、思想強すぎるだろ…
自分に対して反日教育でもした方が良いのだろうか…
いや…大日本帝国、万歳!
あっヤベ
やり過ぎた…
【短編】夢洲ダンジョン!~もし、日本の夢洲にダンジョンが出来たら…~ 中学生モブ「高校生モブまであと少しィ!」 @StudentMOB0024
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