世界滅亡前夜という極限の時間の中で、人は誰とどんな温度で最期を迎えるのか。短編それぞれが異なる色を持ちながら、最後には温もりという共通の余韻に収束していく構成が素敵です。温もりを描く言葉が、滑らかで、深い。(この作者さんの他の作品でも一貫して感じてきた魅力です。)まるで音を立てずに直接感覚に触れてくる言葉が、終末の夜に不思議な上品さを残しているように思えました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(61文字)
世界最後の時、どう過ごすか?改めて考えたくなりました。読み進めると、涙が溢れてきます。ひとりひとりに感情移入してしまって、胸がいっぱいです。
静かに迫る世界の終わりの中、さまざまな人々の愛と後悔が美しく交差する物語。どの結末も切なく温かく、生の輝きそのものが胸に残ります。
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