概要
あなたも誰かの胸の中の金魚かもしれない
金魚の記憶は瞬間しかない。
その一片《ひとひら》の記憶のような物語。
"金魚の記憶"のオムニバスとなります。
*主要登場人物は、金魚の記憶のメンバーとなります。
*短編、一話完結です。
*時間軸はそれぞれで前後しております。
今日も、ちょっとした時間に読んでいただけますように。
その一片《ひとひら》の記憶のような物語。
"金魚の記憶"のオムニバスとなります。
*主要登場人物は、金魚の記憶のメンバーとなります。
*短編、一話完結です。
*時間軸はそれぞれで前後しております。
今日も、ちょっとした時間に読んでいただけますように。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!熱波の鎌倉、倒れた桃と犬の再会が胸の赤い金魚を揺らす静かな言葉で描く。
『金魚の欠片』は、暑さと報道の不穏さが日常の呼吸を浅くする季節に、誰かを気にかける手つきだけが確かな温度として残る。語り口は軽やかなのに、胸の奥へ沈むものがある。生活の小道具や匂いの描写が細かく、場面がすぐ立ち上がる。
第1話「赤い金魚」では、鎌倉の家に着いた悠が、ゴールデンレトリバーのホリーに導かれてリビングへ駆け込み、床に倒れていた桃を見つける。冷凍枝豆や焼き芋の袋を枕にしている桃の飄々とした言葉と、熱中症の危うさが同じ画面に収まり、笑いが先に出るのに背筋が遅れて冷える。連絡しなかったことを叱る場面も、正しさで殴らず、会いたいという本音が出てしまうところがいい。桃を「僕の金魚」と呼…続きを読む