他人の脳で起きたことを 自分の脳では理解できない 逆も然り

読ませていただいた後、何とも言えず、申し訳ないような気持ちと、それと同時にものすごく苦しい気持ちになるノンフィクションです。

作者様は、原因不明の疼痛に
本当に長い間、悩まされ続けていらっしゃいました。

その疼痛は日常生活を脅かすほどの疼痛
しかし、誰に理解されず
医師に理解されず
学校の教員にも理解されず

ひたすら苦しみ続けます。
本人は耐え難い苦痛を感じているのに
そこに目に見える原因がない場合

何でもない

と捉えてしまう。
甘えだ、怠慢だ、弱さだ、そのような、目に見えるわかりやすい理由をつけて、跳ね除ける。


人は、他人の痛みを知り得ない
作者様の言葉をお借りしました。

全くその通りだと思います。