概要
喋る凄い剣とポンコツ仲間と俺
『運だけで世界を生き抜くトオル』
この世界の人間には、誰しも“ステータス”ってやつがある。
力とか、知恵とか、魔力とか、運とか――まあ、そういう、人生のスペック表みたいなもんだ。
普通はどれも最大値が100。
いわゆる「カンスト」ってやつ。
ところが俺――トオルだけは、ちょっとだけ仕様がおかしい。
いや、ちょっとどころじゃない。バグレベルだ。
俺のステータスの中で、唯一カンストを超えてる項目がある。
それが――
運:10019
……でもね。
ステータス画面には、**「19」**ってしか表示されないんだよ。
3桁までしか表示されない古代システムのバグで。
おかげで俺は、自分がとんでもない強運の持ち主だってこと、まったく知らずに冒険者になってしまった。
力? 平凡。
知力? 普通。
この世界の人間には、誰しも“ステータス”ってやつがある。
力とか、知恵とか、魔力とか、運とか――まあ、そういう、人生のスペック表みたいなもんだ。
普通はどれも最大値が100。
いわゆる「カンスト」ってやつ。
ところが俺――トオルだけは、ちょっとだけ仕様がおかしい。
いや、ちょっとどころじゃない。バグレベルだ。
俺のステータスの中で、唯一カンストを超えてる項目がある。
それが――
運:10019
……でもね。
ステータス画面には、**「19」**ってしか表示されないんだよ。
3桁までしか表示されない古代システムのバグで。
おかげで俺は、自分がとんでもない強運の持ち主だってこと、まったく知らずに冒険者になってしまった。
力? 平凡。
知力? 普通。
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