貴方と過ごす 余命 1ヶ月間

今宵さくら

プロローグ

余命1ヶ月 。 急に 突きつけられた事実。


俺の幼馴染、 黒瀬くろせ 湊音みなと

生まれた時から親が仲良く、ずっと湊音とは

一緒に遊んだりしたり、家に行く仲だった。


そんな生活が一生続くと思っていた。

そう願いたかった。しかし、そんな願いは簡単に砕け散った。





ある日の授業中 隣のクラスが騒がしかった。

隣の先生が、俺らのクラスの担任を呼び出した。

その姿はとても慌てていて、俺は嫌な胸騒ぎがした。

救急車も来て、クラスのみんなもざわついていた時、少し開いた扉の隙間から見えた湊音の姿 。


俺はそこから あまり記憶が無い 。

気がつけば、病院のベッドで寝ている湊音の隣に座っていた。



唯一覚えているのは医者から聞いた言葉。


湊音が、 余命 1ヶ月 という言葉 。

それだけだった。

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貴方と過ごす 余命 1ヶ月間 今宵さくら @Fukazawatatsuya

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