第2話目覚めた先で
目を覚ました讐戸は辺りを見渡した
そこはとても広い大聖堂のような場所だった
蝋燭や電気などの明かりはないが陽光がステンドグラスを通しこちらに当たっており床は色とりどりに輝いていた
辺りを見渡していると讐戸の横にもう一人金髪の男が横たわっていた
「おい!大丈夫か!」と男を揺さぶる
「んぁ………んだよ」そう言って男は目を覚ました
が男は少し怒っているようだ
「誰だテメェ」
そう言って讐戸を見た時男は目を見開きいった
「おまえ…もしかして天鬼讐戸か?」
「え?あ…まぁそうだけど…」
讐戸は頭の中の記憶から金髪の男を探し始めた
しかし讐戸の記憶には金髪の男の記憶が一切ない
讐戸が記憶の中から探し出そうとしていると
男は言った
「俺だよ俺!高校の頃よくつるんでた明智洋介!」
「えっ!?洋介!?」と讐戸が驚いたのも無理は無い
高校時代の讐戸は友と呼べる奴は一人しかいなかったそれがこの明智洋介なんだか……
高校時代の洋介は黒髪の真面目そうな感じだったので驚きだ
「友の顔を忘れたのかよ笑」よ洋介は笑う
「というかなんでお前が此処に?」と讐戸は聞く
「分からん!つか此処何処だ?」と洋介は答えた
洋介としばらく喋っていると大聖堂の奥からコツ,コツと音が聞こえてくる
音の方へ顔を向けると奥の階段の上に一人の女性と数人の老人がこちらを見ていた
「あぁやっと…やっとあえた私・の・勇・者・様・♡」
「此処は何処だ!!これはどういう事だ!!」
と洋介は言うその声は広い大聖堂に響いた
「勇者様♡私たちの国の為に戦って魔族を滅ぼしてもらいたいのです♡」
「なんで俺達が!説明がないと分からない!!」
「この世界の生物全員には神虹しんこうという特殊能力があるのですがあなた達異世界人の神虹はとても強化なんです♡きっとあなた達ならば魔族を滅ぼすこともできるはずと思い召喚させていただきました♡」
「お願いします♡もう仲間がいなくなるのをみたくなくって♡」そう女性は言う
「ちなみにそのしん…こう?だっけ?それはどうやったら分かんの?」と女性に聞く
「え?ステータスを開けばいいのでは?」
と女性は当たり前のように言う
(ステータス?どうすればいいんだ?)
そう思い取り敢えず念じてみる
そうすると水色で透明な薄い板のような物が目の前に浮かび上がってきた
ステータス
天鬼 讐戸lv250
年齢18歳(固定)
神虹 神判しんぱん
効果 年齢固定,武器生成,建築物生成,物理攻撃無効,断罪,身体強化,心理操作,心理看破,他8つの効果
HP2000
KP200000000
なにか桁がおかしいやつあるけどなんだコレ?
KP?乾杯のことか?
「なぁこのけーぴーってのはなんだ?」 と洋介はきく
「ああそれは神ポイントです♡このKpは神虹の効果を高める時に消費します♡」
「へぇ〜そうなんだところでお前はステータスどうなんだよ」と洋介はこっちに来る女性の方もそれを聞き「私も気になります♡」と言って来る
(何故か分からんけどステータスを見せたら行けない気がする…でも…どうしよう……あ!たしか…神虹の効果の中に情報隠蔽があったはず…!)
そう思うと情報隠蔽と念じた
そうしたら脳内に声が聞こえた
『情報隠蔽を使用します情報隠蔽を使用したいものを選択してください』
と言われたのでステータス画面を選択する
『情報隠蔽が完了しましたあとは任意のタイミングで解除できます』といわれた
「ステータス見せてみろよ!」と洋介に言われ見せる
ステータス
天鬼 讐戸lv25
年齢18歳(固定)
神虹 神力しんりき
効果 年齢固定,身体強化,武器生成,支援
HP95
KP2000
「……低いですね♡一般人よりかは強いみたいな感じでしょうか♡」とステータスをみた女性はいう
「お前低くね?俺が高すぎるだけかも知れんが」
そういって洋介はステータスを見せてきた
ステータス
明智 洋介lv100
年齢18歳(固定)
神虹 神墨しんぼく
効果 年齢固定,剣生成,身体強化,黒炎,黒化,破砕
HP200
KP20000
明らかに俺のステータスよりも大分低いステータスだったしかしそれを見た女性はこう言った
「すご〜く高いですね♡世界一強いかも♡」
(やっぱりステータスは情報隠蔽で隠しといてよかったな)
「しかし讐戸さんのステータスでは戦場にはいけませんね…」と女性が言うと
「まぁ俺が全部やっつけてやるよ!」と洋介は自信満々に言った
「そういえばあなたの名前を聞いていなかったんですけどあなたの名前は?」と洋介は聞く
「わたしはバトライ聖国の王女レニ・バトライと言います♡どうぞよろしくお願いしますね♡」
人間不信による異世界断罪〜敵国の姫?関係ないけど〜 秋月(しゅーげつ) @syuu-getsu
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