年齢歳のある恋。間違っても遠回りしても変わらない。
- ★★★ Excellent!!!
花が思いを寄せた彼は、親子ほど年の離れた父親の友人。
当然、叶うはずのない恋だった。
憧れともきっと違う。もっと特別な想い。
彼と彼女を繋いでいたのは、ピアノと音楽だった。
現在では、恋愛に対する障害は少なくなりつつある。
それでも「親子ほどの年の差」は、倫理や気持ちの壁として立ちはだかる。
どれだけ年を重ねようとも、その差は決して縮まらないのだ。
物心ついたときから、唯一の人を思い続けていても変わらない。
また、彼の歩んできた過去も彼女を悩ませる。
ピアノへの情熱も消え、一度は他の道を選んだ彼女。
痛みも経験し、成長した彼女をミューズはどう導くのでしょうか?
花の想いは、宝石の粒ように澄んだピアノの調べに似ているのかもしれません。