概要
大罪人の父を持つ双子、娘は死んで太刀になり、息子はその振るい手となった
【退獄師】――それは、地獄から脱獄した元罪人である人食い【禍身】を倒す護国の兵たち。彼らは【干戈】という肉体の死を迎え武器として転生したモノたちと共に日々を守っている。
「私、死んだら何になると思う?」
八歳の夏。そう訊ねた祈瀬孝里の双子の妹・瑞里は、過去最悪規模の地獄顕現災害を発動させた父に殺され、太刀となり大勢を斬り、孝里を刺して封印された。
それから中学三年生になった夏休み。祈瀬孝里は退獄機関によって封印されている瑞里の所有者になるべく退獄師を目指していた。退獄師養成学校入学受験を四か月後に控え、退獄師等級乙一級の安西昇と鍛錬を行っていた。しかし、ある事件で禍身襲われ、利き腕である右腕を負傷し、物を強く握れなくなるという致命的な後遺症を負う。
それでも孝里は退獄師にな
「私、死んだら何になると思う?」
八歳の夏。そう訊ねた祈瀬孝里の双子の妹・瑞里は、過去最悪規模の地獄顕現災害を発動させた父に殺され、太刀となり大勢を斬り、孝里を刺して封印された。
それから中学三年生になった夏休み。祈瀬孝里は退獄機関によって封印されている瑞里の所有者になるべく退獄師を目指していた。退獄師養成学校入学受験を四か月後に控え、退獄師等級乙一級の安西昇と鍛錬を行っていた。しかし、ある事件で禍身襲われ、利き腕である右腕を負傷し、物を強く握れなくなるという致命的な後遺症を負う。
それでも孝里は退獄師にな
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!独特の設定とブレのない世界観が光る! 夢とは何か考えさせられるお話
夢とは何か、絆とは何かを考えさせられる、世界観に一切ブレのない大作です。
冒頭の「私、死んだら何になると思う?」という瑞里の問いかけから、この物語の世界観が一気に展開します。人は死後、武器として転生する【干戈】になる――この独特な設定が、双子の切ない絆と絡み合って胸を締め付けます。
八歳の夏、病で痩せ細る瑞里が「孝里の干戈になって、一緒にいたい」と語る場面が痛烈です。餓死する未知の病に侵され、大人になれない自覚がある少女。
「死ぬの全然怖くないんだ」と笑い
「夢なんて笑われるものだし、現実を見た人しか夢を叶えることができないんだよ。笑われるから隠す、現実見たから諦める。そんなの言い訳にして…続きを読む