概要
幼き龍はまだ知らないでいる――世界が、動き出す音を。
聖域に暮らす七龍王の末弟・葵は、まだ幼生のまま。 閉ざされた神森と、優しい兄たちとの日々が、葵にとって世界のすべてだった。
だが、あるとき大好きな四番目の兄が、外界から十年ぶりに帰郷し、その日から葵をとりまく運命が変わり始めた。
聖域を侵略の具にしようとする人界の王。決断を迫られる長兄。兄弟たちの間に潜む秘密と、亀裂。そして幼生の体に眠る“未来を決める力”…。
聖域を覆う結界が崩れ始め、それぞれの葛藤と愛と矜持が交錯する中、葵は己の中に封じられたものと向き合う覚悟を決める。
和の雰囲気漂う異大陸が舞台の、幻想大河ファンタジー。
―――以下、注意書き―――
・『異世界モノなのに着物着てて畳で寝起きする』世界観。こことは違う、和風な異世界の大陸です。
・色々なタイプの兄たちと大勢の聖職
だが、あるとき大好きな四番目の兄が、外界から十年ぶりに帰郷し、その日から葵をとりまく運命が変わり始めた。
聖域を侵略の具にしようとする人界の王。決断を迫られる長兄。兄弟たちの間に潜む秘密と、亀裂。そして幼生の体に眠る“未来を決める力”…。
聖域を覆う結界が崩れ始め、それぞれの葛藤と愛と矜持が交錯する中、葵は己の中に封じられたものと向き合う覚悟を決める。
和の雰囲気漂う異大陸が舞台の、幻想大河ファンタジー。
―――以下、注意書き―――
・『異世界モノなのに着物着てて畳で寝起きする』世界観。こことは違う、和風な異世界の大陸です。
・色々なタイプの兄たちと大勢の聖職
いつもありがとうございます
ギフト収益は、自作を紙本に製本してイベントや通販で頒布する資金にします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それぞれの想いが交差する和風ファンタジー
聖域に残った龍の生き残りである七人の兄弟を中心とした和風ファンタジーです。
結界で守られた聖域に住む彼らは、本性の龍姿ではなく人の姿をとって暮らしていた。それぞれが宮を持ち、従祀と呼ばれる人間に仕えられ、まるで神のように崇められる存在だった。
物語はある日の晩、四男の透が外界から帰郷したことで動き出す。
ひと騒ぎを起こして現れた透に、兄弟たちはそれぞれ複雑な思いを抱くが、七男の葵は兄との再会を手放しで喜んでいた。
透は十年ぶりに見る末弟が幼いまま成長を止めていることに驚いていた。葵は龍に戻ることも出来なかった。いったい葵に何があったのか――?
物語の雰囲気を感じさせるし…続きを読む