ファインダーの中から、怖くて不思議な冒険が始まる

不思議なイケメンの先生から主人公に託されたのは、奇妙な名前と不思議な機能……中を覗くと幽霊が見え、シャッターを押せば強制的にその幽霊を「転生」させる力を持つカメラのような機械。一緒に真実を知ってしまった友人2人と共に、街に佇む様々な幽霊たちと時に触れ合い、時に語り合う彼女たち。だが、次第に3人は現世も来世も混乱に陥れる戦いに容赦なく巻き込まれる事となり……。

個性豊かな主役の3人、温和ながらも謎を秘めた先生を始め、数々の個性豊かな登場人物が、まるでパズルの欠片のように物語を作り出していく……読んでいるうちに明かされる意外な真実、予想外の顛末、そしてどんな事があっても友を信じる心が、一気に読者を作品の中に引き込んでいきます。幽霊も人間も単に怖いだけではなく、その裏に様々なドラマを秘めているのもまた魅力かもしれません。
普通は見えない存在に、主人公たちはどう目を向けるのか……少し怖く不思議で恐ろしく、でもどこか爽やかな冒険譚です。

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