時間つぶしのつもりで…と読み始めたら一気に読んでしまいました。
パチンコを知らなくても大丈夫。新聞広告にある、華やかなチラシの裏側がどんな姿であるのか、その興味だけでもこの作品はオススメです。
組織というものの縮図が、この中に凝縮されているような、そんな事を思わせる「哀しみ」に満ちた、でもどこか楽しげな、そんな「泣き笑い」のような作品。作者の語り口の軽快さもあるのでしょう。実際はこれ以上に過酷な業態であるのかもしれない。作中の店舗は間違いなく、ブラック企業であったであろうと思います。
上に立つ人間。下で働く人間。読み手がどちらの立場であれ、読んでいて、思うところがあるのではないでしょうか。
以下、Wikipediaから転載です。
1994年デビュー。芸歴は19年目(2013年1月現在)。
基本的に会社員をしながら活動している。
R-1ぐらんぷりに初回大会から毎年出場。
2回戦までの常連となっている。
飄々としたしゃべり方が独特1996年にNHKのドラマ新銀河
『京都発・ぼくの旅立ち』レギュラータケシ役抜擢される。
NHK朝の連続ドラマ『やんちゃくれ』ヒロイン小西美帆を
面接会場で叱咤する冷酷な面接官越川を演じ、数本のNHK
連続ドラマに顔を出している。
所属していた大滝エージェンシーを辞めた後はフリーで
活動していたが、2009年4月に松竹芸能所属になる。
R-1ぐらんぷりは毎年1回戦壁が越えられず、2010年大会で
やっと2回戦進出した。
2013年大会では3回戦初進出を果たした。
2013年6月5日、松竹芸能と契約打ち切りを機に
原田おさむ事務所設立。
2014年再度大滝エージェンシー所属となる。
芸風
独特な語り口で人の心をくすぐってゆく。
パチンコ店マイク放送フリップめくってゆくネタがある。
「近所のヤンキー」ものまね・「仲村トオル」ものまね・
「ケンシロウ漫談」・「貞子」など。
2011年1月よりTBS『あらびき団』でスーパー店員の
特売放送ものまねを披露。 そのハリのある声で
漫画北斗の拳やドラゴンボール朗読ギャップ笑いを誘う。
同じ大阪人として誠にすみません(笑)
どこかパチ屋かミナミですれ違うぐらいはあったかも?
自分が特別お笑い好きでなくR-1ぐらんぷり未視聴です。
機会ありましたら「ケンシロウ漫談」見たいです(笑)
「芸人が書いた話?」「なんか面白おかしくしてるのかな」そういう先入観ナシで読んでください。あまり身近でない仕事の業界レポートそのものです。
パチンコ屋といえば、うるさい・タバコの煙・ガラが悪そう...と、決してイメージが良くない。そして、そこで働く人たちも、ついついそのイメージでくくってしまう。。。
パチンコをやらない私からすれば、普段全く接点のない業界。
だからこそ、このレポートは知らないことばかりで面白かった。
パチンコ店勤務の過酷さ、そしてそのパチンコ店にアルバイトとして勤めようとするフリーター達をリーダーとしてまとめる難しさ。ダーク面に堕ちていく「店長編」は特に力が入っています。最初、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、「店長編」までは、是非読んでもらいたいです。
そして、願わくば続きを。何より、作者がこんなに苦労しながら続けてきたパチンコ店員の喜びを描いて欲しい。
もちろん、利用者の視点で選んだ次のパチンコ店での仕事ぶりも知りたいところです。
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と、書いたところ連載続行。原田先生ありがとうございます。しかも、凄い数のフォロワーがついているようで。今後に益々期待します。