タイトルの勝利

確かに面白い。地の文もぐいぐいと読ませるし、キャラクターにも魅力がある。
でも、この作品はたぶん、無理やり「勇者」「魔王」というワードを使わなかったとしても破綻なく小説世界が成り立つだろうし。
そこへあえて「勇者」「魔王」というキャッチーな単語を入れたことによってネット小説の読者層を大量に取り込むことに成功したのだろうと思う。
マーケティングの勝利ですね。ある意味。