作者の意気込みを感じる

まず弁明すると、私はゲームが好きではありません。
ソーシャルゲームなんて金と時間の無駄だと思ってますし、ゲームセンターなんてお金を浪費するだけの場所とすら思っています。
そんな私でも、本作には引き込まれました。
こんなゲームショップを開きたい!
元ゲームショップ店長でもある作者の熱い思いが、冒頭からヒシヒシと伝わって来るのです。
それを代弁するのがヒロインである『美織』の存在です。
狡猾で、信長なみに破天荒な彼女の行動の裏には、祖父から譲り受けた『ぱらいそ』を楽園にしたいという切実な願いがあります。そして朴訥ながらもゲームを愛する主人公『司』の存在が、一種の緩衝材となって美織の強烈さを和らげてくれるのです。
この2人のタッグがこれからどんな楽園を作っていくのが、楽しみでなりません。

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