「ゲームのこんなイベントが現実にあったらな…」→「ありました」

筋金入のゲームオタクの主人公(ほぼ作者さん)がオタクなら誰しもが夢想したタイトルのような事を、実体験を元にヒロイン(ほぼ作者の奥さん)との回想という形で振り返るという作品。

また、作品話ごとのタイトルが「過去のゲームのタイトルやセリフの改変」なので、ゲーマーには「ああ、アレか!」という恋愛小説にしては新鮮な感覚を味わえます。

小説自体はというと、半分実話という点と
「エンディングは既に分かってる(登場キャラ同士は既に結婚して子供も居るため)」という恋愛小説としてはかなり珍しい特徴を持つ。

タイトルのモノクローム(白黒)サイダーとは裏腹に
時には色鮮やかに情景が思い浮かぶのは事実を元にしている所以でしょうか?

奥さんとの思い出という恋愛要素以外にも
「物事の考え方」や「ゲームに対する姿勢」など
色々と考えさせられる部分も多々ある意欲作です。
是非、一読して頂きたいイチオシです!

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