感動作! 今日、僕らはおばあちゃんのヒーローになった。
- ★★★ Excellent!!!
主人公は男子小学生二人組。市民プールに行く途中で、いつもおばあちゃんから「君たち誰?」ときかれていた。いつも名前を聞かれるけれど、覚えてもらえず、家の人からは「何でも忘れてしまう病気」だと告げられる。
そんな中、二人はチカというおばあちゃんの家族に出会う。おばあちゃんは携帯を持って、チカに付き添われていたが、その目にはぼんやりと、バスが捉えられていた。そしてチカは、二人の名前を憶えていてくれた。
いつものプールに向かう時、不審者がこの辺りに出没するからと、注意をされる。それに、台風まで近づいていた。不穏な空気が流れる中、チカからおばあちゃんが行方不明だと告げられる。警察まで出動し、おばあちゃんを探す。そんな二人の前に現れた男に車に乗せられた二人は、おばあちゃんがバスを見ていたことを思い出し、男と共に、バスの先回りを狙うのだが……。
おばあちゃんが生きたかった場所。それはかつておじいちゃんとの思い出が詰まった場所だった。しかし、そこは――。
二人の男の子の大冒険が、今、始まる!
全てを巻き込んで、点と点が繋がり、最後は感動!
こんな素敵な作品に出会えたことに感謝です。
凄く面白かったし、それでいて書式もきれいで良かった。
是非、御一読下さい!