ドラゴンにエルフ、魔法の学校、更に一匙原始時代を加えて大釜で煮ても、笑うヤカン先生以外ではこの作品は生まれなかっただろう。ストーリーは変化球のように見えて王道、王道にして変化球。どう転がるのか読めるようで読めない。更に付け加えるならヒロイン陣は魅力的と来れば、これはもう、読むしかない。
大体死んでる。
「先生」や彼と同じ長命種の周りで灯っては消えていく儚い命。魔法を日々研鑽しながら紡がれる彼らの命の物語は、私にとって、とても美しく、そして残酷なものに感じられた。
なので、続きをお待ちしております!それはもう切実に!!
竜と人のあまりに違いすぎる寿命のなかで「再会」を信じることができるのは、そこに魔法があるからで、そもそも主人公が「神秘」そのものだったから。この先の展開を想像して、「愛」があればいいなあと思う。
面白い、読みやすい!そして、泣ける…
もっと見る