第14話独立

あれから、5年の月日が流れ、私も33歳になった。今だに彼とは、新婚当初のような、幸せがそこにあった。宮城に引っ越し家賃7万の部屋を借りて、二人ですんでいた。

独立の準備も整い、あとは国民金融公庫から、お金が、降りるのを待つだけだった。


一週間待ってようやくお店を開業することができた。真心と言う名の店で和食の割烹を出すお店だ。

最初は、不慣れで、全然お客の入りも少なかったが、徐々に入り始めてきた。

うまく行かないことがあると、彼に相談し、アドバイスをもらってより良い物を出そうと日々研究に励んだ。


これがあたしの望んだ幸せだった。料理の評判もよく、地元の友達も遊びに来てくれた。


こうして私は、苦しい時期もあったが、愛する彼と結ばれ、共に、二人三脚で、夢を実現することができた。あの時彼と出会っていなければ今の私は、なかったかもしれない。

「ねぇあなた、ほんとにいろいろとありがとう。」

「どうした?急に?」

「ううん。なんでもない。」


側で笑いあい、お互いが必要とし、お互いが愛しくて溜まらない。ありのままで自然体でいられる。たまに喧嘩もするだろう。だが、理解し合うまで向き合うのも悪くない。愛する人だから、離したくない。相手を大切に想い合うことが、お金では買えない最高の価値を生み出していく。そして、二人が共に、作り上げた幸せだからこそ、これからも変わらず、そこには、永遠の愛というものがあるのだろう。これからも君とずっと。。。

あなたと共に。。。

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あなたと共に。。。 あやめ @anata

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