これは日本における、最も古い『切ない系ラブストーリー』のひとつである。

可憐で美しい天女に想いを依せる、無骨で真面目な青年の不器用な恋心が、最小限の文章でよく表されています。

静かな情景が自然に頭の中に浮かんでくる。

切なさを乗り越えて、読了後は澄んだ心持ちになれる。そんな一作です。