地獄の悪魔と神々との戦いが日本で勃発!

東京に突如湧き出た悪魔たち。対するは日本の神々。キリスト教の天使やシスター、北欧神話の神まで現れて、悪魔たちとガチバトル。
菅原道真、スサノオ、サタン、ラファエルといった、この人(神・悪魔・天使)知ってる! となる有名どころが勢揃い。神々や悪魔は、神話のエピソードを踏まえつつ独自にキャラづけされていて「イメージと違うw」となりながらも、その人間くささに親近感が湧く。
ヒロインの神子は白峰神(崇徳天皇)に仕える一般人。戦う力もなく、個性的な神々に振り回され、守られているばかり。だけど彼女なりに自分のできることをしようと奮闘していて、応援したくなる魅力を持っている。
文章がしっかりしていて読みやすく、特にバトルシーンが迫力満点。あの有名な武器ももちろん登場する。
神話に詳しい人にも、そうでない人にも、ぜひ読んでもらいたい。
※第二部エピローグ 神の国 まで読了

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