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概要
昭和二十七年、大阪・生野。ホルモン屋の煙の向こう、猫が結んだ奇跡の縁。
昭和二十六、七年の大阪。天皇寺警察署に、周囲から「昼行灯」と揶揄される冴えない男がいた。四十を過ぎて出世欲ゼロの阿倍野刑事。しかし、ある冬の夜に「鍵しっぽのオス三毛猫」の幸之助を拾ってから、彼の警察人生はハチャメチャな大激変を迎える!猫が調書を汚せばアリバイが崩れ、猫が不審者に飛びかかれば指名手配犯が捕まる。本人のやる気とは裏腹に、トントン拍子で出世街道を突き進む阿倍野。だが、どれだけチヤホヤされても、阿倍野の胸には復員直後の焼け野原で消えた、幼馴染・お千代の面影があった――。往野の路地裏、ヒロポンの闇、そして「ホルモンお千代」の赤提灯。一匹の猫が昭和の大阪に巻き起こす、不思議で、コミカルで、最高に暖かい人情復興再会劇!
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