概要
名前すら、彼女のものではなかった。
リーリエは、生まれたときから聖女として生きてきた。個人の名前も、好きなものもリーリエには分からない。けれど、不自由を感じたことは無かったのだ。あの日、不躾な男が、リーリエの世界に入ってくるまでは。
何も持たない聖女のリーリエが、放蕩貴族のレオンと出会い、少しずつ自分を見つけていく。
しかし、彼女を誰より大切にしてきたはずの神官長セドリックは、その変化を許さない。「聖女らしくあれ」――優しい声の下に隠された執着が、リーリエを縛りつける。
外の世界を知らない少女が、初めて自分の意志で選ぶまでの物語。
※別サイトにも同時連載中です。
何も持たない聖女のリーリエが、放蕩貴族のレオンと出会い、少しずつ自分を見つけていく。
しかし、彼女を誰より大切にしてきたはずの神官長セドリックは、その変化を許さない。「聖女らしくあれ」――優しい声の下に隠された執着が、リーリエを縛りつける。
外の世界を知らない少女が、初めて自分の意志で選ぶまでの物語。
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