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概要
はるか、はるか遠い北の果て、「堕神島(だしんとう)」と呼ばれる島があった。
一年中、凍えるような寒さに包まれた島、青と白の氷原がどこまでも広がり、いつも雪におおわれた氷山がそびえている。
そこには、ちょっと変わったアザラシたちが暮らしていた。
おおむかし、彼らは空のかなた、高い高いところに住む神々だったという。
けれど、ある大きな罪をおかしたことで、天の罰を受けた。
そのすがたは、今のようなアザラシへと変わってしまったのだ。
やがて春が来て、花が咲くころ。
アザラシたちは海の底を流れる暗い潮に身をまかせ、人間たちが暮らす入り江の漁村へ、そっともぐっていく。
月がまんまるになる夜。
彼らは身につけていたアザラシの皮をぬぎすて、本来の美しい神のすがたへと戻る。
そうして一匹、また一
一年中、凍えるような寒さに包まれた島、青と白の氷原がどこまでも広がり、いつも雪におおわれた氷山がそびえている。
そこには、ちょっと変わったアザラシたちが暮らしていた。
おおむかし、彼らは空のかなた、高い高いところに住む神々だったという。
けれど、ある大きな罪をおかしたことで、天の罰を受けた。
そのすがたは、今のようなアザラシへと変わってしまったのだ。
やがて春が来て、花が咲くころ。
アザラシたちは海の底を流れる暗い潮に身をまかせ、人間たちが暮らす入り江の漁村へ、そっともぐっていく。
月がまんまるになる夜。
彼らは身につけていたアザラシの皮をぬぎすて、本来の美しい神のすがたへと戻る。
そうして一匹、また一
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