概要
毎日、閉館後に消える柱時計の鐘。館長殺害の夕方だけ残っていた。
閉館後、いつもなら聞こえなくなる柱時計の鐘。
だが、館長が死んだ夕方だけ――
その音は、閉じたはずの仕切り戸の向こうまで届いていた。
昭和初期の木造校舎を改装した、白坂市郷土資料館。
館長・高城修一が、資料整理室で死亡しているのが見つかる。
閉館後、職員区画へ続く二枚の仕切り戸は閉じられていた。
防犯カメラにも、明らかな侵入者は映っていない。
さらに、高城の死亡後と思われる時刻――17時09分。
彼の名義で、市役所へ一通のFAXが届いていた。
時計は壊れていない。
FAXの記録も正しい。
なら、間違っていたのは何なのか。
神本裕と相原桂澄は、一つの音の異常から、
閉館後の殺人と、二十五年前から残されてきた展示資料の「意味」をほどいていく。
事実は、最初からそこにある。
間違え
だが、館長が死んだ夕方だけ――
その音は、閉じたはずの仕切り戸の向こうまで届いていた。
昭和初期の木造校舎を改装した、白坂市郷土資料館。
館長・高城修一が、資料整理室で死亡しているのが見つかる。
閉館後、職員区画へ続く二枚の仕切り戸は閉じられていた。
防犯カメラにも、明らかな侵入者は映っていない。
さらに、高城の死亡後と思われる時刻――17時09分。
彼の名義で、市役所へ一通のFAXが届いていた。
時計は壊れていない。
FAXの記録も正しい。
なら、間違っていたのは何なのか。
神本裕と相原桂澄は、一つの音の異常から、
閉館後の殺人と、二十五年前から残されてきた展示資料の「意味」をほどいていく。
事実は、最初からそこにある。
間違え
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