概要
「欲しい」と「嫌だ」を、私はいつから言えなくなったんだろう?
夫婦喧嘩の勢いで、新幹線に乗って大阪へ帰った。懐かしい京阪電車、変わった街、変わらない座席。そこから思い出したのは、母と暮らした家のこと、選べなかった服、贈り物、恋愛、そしていつの間にか言えなくなっていた「欲しい」と「嫌だ」だった。
長いあいだ恐怖として残っていた記憶を、一つずつ掘り起こして、悪い思い出にしてあげる。
長いあいだ恐怖として残っていた記憶を、一つずつ掘り起こして、悪い思い出にしてあげる。
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