★
0
概要
覚えていない。でも、知っている。
朝倉透が目を覚ましたのは、見覚えのない海岸だった。
時刻は午前4時17分。
昨夜、自宅で眠ったところまでは覚えている。
それなのに、なぜ自分がここにいるのかだけが思い出せない。
さらにスマートフォンには、自分が送った覚えのないメッセージが残されていた。
『まだ見つかっていない。』
相手は、知らないはずの女性――水城葵。
彼女は透に言う。
『今日も来ると思ってた。』
『昨日のあなたは、そんなこと言わなかった。』
『今度は、忘れないでね。』
記憶にない行動。
知らないはずの場所。
見覚えのない人物。
そして、十年前に撮られた一枚の写真に写っていた、自分自身。
写真の裏に残されていた言葉は――
『一回目の起動、失敗。』
自分の記憶を疑い始めた透は、やがて自分自身も知らな
時刻は午前4時17分。
昨夜、自宅で眠ったところまでは覚えている。
それなのに、なぜ自分がここにいるのかだけが思い出せない。
さらにスマートフォンには、自分が送った覚えのないメッセージが残されていた。
『まだ見つかっていない。』
相手は、知らないはずの女性――水城葵。
彼女は透に言う。
『今日も来ると思ってた。』
『昨日のあなたは、そんなこと言わなかった。』
『今度は、忘れないでね。』
記憶にない行動。
知らないはずの場所。
見覚えのない人物。
そして、十年前に撮られた一枚の写真に写っていた、自分自身。
写真の裏に残されていた言葉は――
『一回目の起動、失敗。』
自分の記憶を疑い始めた透は、やがて自分自身も知らな
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?