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概要
救えないと知っていても、俺はただ、あの笑みへと道を紡いでいた。
歴史の歪みを修正する調整員・縫季が派遣されたのは、滅亡を目前にした殷王朝。そこで彼は、後世に“暴君”として残る帝辛の、記録には存在しない穏やかな笑顔を目にする。だが殷の滅亡は、決して変えてはならない歴史の固定点だった。やがて帝辛に惹かれていく縫季は、「救えない」と知りながら、消されるはずの彼の笑顔を残すため、禁じられた世界線へ踏み出していく――。
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