概要
待つ側の視点
魔将軍に村を滅ぼされた近衛見習の少年。家族や故郷を護ることが出来なかった彼は命に代えても王女の盾となると誓った。二十年後、王国最強の証である「近衛の盾」を継いだ彼は、急襲した魔王から王女を救うために盾を手放し、左腕の自由を失った。近衛の任を退いた彼は消えた魔王城を探す旅に出る。王女は彼と共に行くことは出来なかった。離れ離れになった二人だが、春に届く手紙が絆をつなぐ。王女は政務をこなしつつ彼の無事を願いながら待つのだった。冒険譚にならなかった二人の、手紙、祈り、歳月、不確かな約束の物語。
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