概要
従姉妹である白薔薇の姫シャーロットが、微笑んで告げる。「あの獣を討った者に、私を与えましょう」。その言葉に応じた白薔薇の将がセシリア討伐に立ち上がる。
孤独なセシリアの前に無精髭の大男が現れた。ダンカン・エドワード・フォックス、45歳。愛想がなく、つかみどころのない傭兵。「あんたの仲間になってやる」。ダンカンの怪しい申し出に半信半疑のセシリア。そんなセシリアにダンカンはある提案を行う。
これは恋ではない。己の居場所を探すための——同志の物語。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!終わった騎士が勝利をもたらす!? 狂戦士姫と中年傭兵の戦場譚
黒薔薇タルボット家の当主セシリアは味方にさえも恐れらる氷の狂戦士。片や白薔薇の姫シャーロットは微笑むだけで敵も味方も籠絡し、剣を握らずして国を手中に収める。
対照的な黒薔薇と白薔薇の争い。セシリア率いる黒薔薇勢の形勢が不利になる中、ちょっと胡散臭い中年傭兵ダンカンが、セシリアに『良い知らせ』を持ってくる。
「このダンカン様があんたの味方になってやるっていう話だ」
そしてダンカンはセシリアや諸公が考えもしなかった戦法で、見事に白薔薇勢を撃破する。
「兵を数えてる。だが人を数えてねえ」
そう指摘したダンカンは、セシリアが気づいていない力を掘り出し、次なる戦いの準備を進めてゆく。
王…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怖いほどに強い、けれど不器用な黒薔薇の姫と、過去持ちの男
物語は、国を二分する戦いです。
黒薔薇の姫セシリアと、白薔薇の姫シャーロット。
セシリアは強いのですが……人の上に立つ者として言葉が足りない。人の心を掴む術も知らないようです。
味方からも狂戦士として怖がられ、孤独の中にいます。
対してシャーロットは、人が欲しているものがわかっている。人を動かす優しい言葉を知っています。
国を治める者としては、シャーロットの方が適任では?
最初はそう思ったのですが、読み進めていくと、シャーロットの腹黒さがちらほら。見た目ほど清廉な姫ではないようです。
不利な状況にある、セシリア。そこによくわからないおじさん、ダンカンが登場します。
彼によって、戦いに勝利…続きを読む - ★★★ Excellent!!!黒薔薇と白薔薇が描く“正義の断層”――戦記ダークファンタジーの極み 🖤
黒薔薇の姫・セシリアは、戦場で圧倒的な武勇を振るう孤高の戦士。
その強さは味方さえ怯えさせ、陣営は離反と敗北の影に覆われていく 🌑⚔️
対する白薔薇の女王シャーロットは、民心を掌握する “微笑みの支配者”。
彼女はセシリアを「狂戦士」と断じ、討ち取った者へ自らの身を与えると宣言し、諸侯を熱狂させる 🌹👑🔥
そんな中、流れ者の傭兵ダンカンだけが、セシリアの “嘘をつけない不器用さ” を見抜き、彼女に味方すると申し出る。
敗色濃厚な戦況の中で、セシリアは初めて「人を数える戦い」を学び始める――🐺🔥
武を継いだ黒薔薇。
民心を継いだ白薔薇。
どちらが正義なのか、読者は簡単に判断できない 📚💫…続きを読む