終わった騎士が勝利をもたらす!? 狂戦士姫と中年傭兵の戦場譚
- ★★★ Excellent!!!
黒薔薇タルボット家の当主セシリアは味方にさえも恐れらる氷の狂戦士。片や白薔薇の姫シャーロットは微笑むだけで敵も味方も籠絡し、剣を握らずして国を手中に収める。
対照的な黒薔薇と白薔薇の争い。セシリア率いる黒薔薇勢の形勢が不利になる中、ちょっと胡散臭い中年傭兵ダンカンが、セシリアに『良い知らせ』を持ってくる。
「このダンカン様があんたの味方になってやるっていう話だ」
そしてダンカンはセシリアや諸公が考えもしなかった戦法で、見事に白薔薇勢を撃破する。
「兵を数えてる。だが人を数えてねえ」
そう指摘したダンカンは、セシリアが気づいていない力を掘り出し、次なる戦いの準備を進めてゆく。
王族や貴族のような正規の騎士とは違った、戦場経験豊富な中年傭兵ダンカンの少しワイルドな『叩き上げ感』、セシリアの意見を決して頭から否定はせず、その上で自分の提案を持ちかける『スマート感』、それにほんのり漂う憂いから滲み出るそこはかとない『訳あり感』。これらの要素が絶妙な配合率でダンカンの中で融合し、まさに最高の『イケオジ』に仕立て上げている。
少しずつ変わってゆく狂戦士姫セシリア、ダンカンの魅力、そして何より気になる黒薔薇対白薔薇の戦争の行く末等々、見どころ満載です! 是非ご覧ください!