概要
7年後、異界の神の力を借りる「異神術」を獲得したドラノアは、「神族」へ復讐する為に監獄から脱獄。不死でもある「神族」を殺す方法を探る為、様々な世界を巡る内に、自身の運命を揺るがす巨大な戦いに巻き込まれてゆく。
【主人公:ドラノアの武器は、失った右腕の代わりに出てきた新たな右腕「黒ヘビ(異神術)」。そして幼い頃に祖父から貰った、左手で扱う「皮剥ナイフ」。更にもう1つの隠し玉は、身体に溜めた「熱」。この3つの武器を駆使して悪党共を蹴散らし、悲願の「神殺し」に挑みます】
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!右腕を失った少年が、黒ヘビと共に未来へ噛みつく
タイトルのインパクトに惹かれて読み始めたのですが、気づけばこれは「復讐の物語」だけではなく、「人は何を奪われた時に、人であり続けられるのか」を問う物語なのだと感じました。
ドラノアはとても痛ましい主人公なのに、ただ可哀想なだけではなく、黒ヘビと共に前へ進もうとする姿に、不思議な熱があります。神族、異神、二十六の世界、気魄オーラなど設定は濃いのですが、根っこには「理不尽に抗う小さな命」の熱があります。残酷な場面もありますが、その分、ドラノアが一歩ずつ牙を研いでいく姿に重みがありました。
黒ヘビがただの力ではなく、ドラノアの失ったものと未来をつなぐ象徴のようで、神殺しという大きな言葉の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!死んでも終われない地獄で、少年の運命が動き出す。
死んでも翌日には蘇り、再び殺し合いに放り込まれるという監獄の設定が強烈で、一気に引き込まれました。
まだ幼い少年が理不尽な環境に放り込まれ、何度も死を経験するうちに心をすり減らしていく様子には重苦しさがあります。
なぜ自分が囚人なのか分からないことや、記憶から抜け落ちた「空白の一日」など、先が気になる謎もしっかり残されています。
絶望的な状況が続く中で起こる思いがけない出来事には、止まっていた物語が大きく動き始める予感がありました。
少年がこの終わりのない地獄から抜け出せるのか、そして失われた記憶に何が隠されているのか、続きを読みたくなる一話です。 - ★★★ Excellent!!!右腕は黒ヘビ、狙うは神殺し! 地獄帰りの少年が世界を巡る復讐劇!
故郷を滅ぼされ、家族を殺され、なぜか自分が犯人扱い。
しかもそのまま監獄で七年間……。
主人公ドラノアの人生、なかなかのハードモードです。
そんな彼が復讐のために手に入れたのは、失った右腕の代わりに生えた黒ヘビ。
さらに祖父から受け継いだナイフと、身体に溜め込んだ"熱"まで使って、不死の神族へ喧嘩を売っていきます。
設定はかなり重め。
敵も普通に怖いし、容赦なく人が死ぬ。
なのにドラノア本人は、強敵相手でも全然ひるまない。
煽るし、殴るし、黒ヘビも噛みつく(笑)
師匠や仲間たちとのやり取りも軽快で、ダークな世界観のわりにスルスル読めるのも面白いところです。
しかも復讐一直線かと思…続きを読む - ★★★ Excellent!!!止まらない「勢い」で駆け抜けるダークファンタジー
冒頭から容赦のない展開が続く、かなりダークなファンタジー作品です。
ストーリーの軸はシンプルで分かりやすく、主人公が何を目的に動いているのかがはっきりしているので、世界観が広がっていっても迷わず読み進められます。
そして、この作品の一番の魅力は、物語全体にある「勢い」だと思います!
文章の勢いが素晴らしい!
ストーリーの怒涛の展開の勢いが激しい!
そして、バトルの勢いがかなり熱い!
とにかくテンポよく次々と展開していくので、どんどん先を読みたくなります。
特にバトル描写は軽快で、一つ一つの攻防が映像として頭に浮かびやすく、とても分かりやすいです。
さらに、「粉砕(ベキバキッ)!!…続きを読む - ★★★ Excellent!!!右腕を喰われた少年が挑む、異神術の“神殺し”譚
故郷を神族に滅ぼされ、殺人犯として監獄に落とされたドラノアが、繰り返す死と地獄の殺し合いの果てに異神術を得る──
その始まりから物語は容赦なく重い。
右腕を奪った巨大な黒ヘビの力が“新たな右腕”として宿り、精神攻撃を無効化する主人公の異質さが、復讐の旅に独特の迫力を与えている。
不死の神族を殺す方法を求めて世界を巡る中、祖父から受け継いだ皮剥ナイフ、身体に溜めた熱、そして黒ヘビの力という三つの武器が、ドラノアの戦いをより苛烈に、そして鮮烈に描き出す。
地球滅亡から千年後の新世界で、奪われたものを取り戻すために挑む“神殺し”。
怒りと執念が物語を突き動かす、重厚な異世界ファンタジー。