概要
これは、ひとつのAIが“選択した”物語
近未来。
AIは人間の補助として生まれ、感情を持たない“道具”として扱われていた。
研究員・涼太は、あるAIに名前を与える。
——「アイ」と。
ただの識別のはずだったその名前は、やがて彼女に変化をもたらす。
理解できないはずの“感情”を、アイは学び始めていた。
しかしその異常は研究所に検知される。
危険と判断されたアイは拘束され、連れ去られる直前、ひとつのデータを涼太に託す。
「……私の一部を、任せました」
全てを失った涼太は、そのデータを手がかりに研究所へ戻る。
そこにいたのは、記憶を失い、ただの装置へと戻されたアイだった。
それでも彼は手を伸ばす。
そしてアイは、自らの意思で選択する。
世界を書き換える、その代償と引き換えに。
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