概要
王位なんていらない。二千年前の魔導具が眠る塔で今度こそ自由に生きていく
王太子アルフォンス・ガイゼンは、ある日突然、身に覚えのない罪を着せられ、その地位を奪われた。
王太子としての権利も、婚約者も、これまで築いてきた立場も失い、彼に与えられたのは――王都から遠く離れた、誰も近づかない古びた塔だった。
けれどアルフォンスは、絶望しなかった。
「……もう、王太子じゃなくていいのか」
幼い頃から王族として生き、国のため、人のため、王太子として正しくあることを求め続けてきた彼にとって、追放にも等しいその処分は、初めて与えられた“自由”でもあったからだ。
しかも、その塔はただの廃塔ではなかった。
中には、二千年前を生きた天才魔導具師セリーヌが遺した未知の魔導具が眠り、世話焼きな魔導人形セリーと、膨大な情報を検索できる腕輪型魔導具エルまで存在していた。
快適な
王太子としての権利も、婚約者も、これまで築いてきた立場も失い、彼に与えられたのは――王都から遠く離れた、誰も近づかない古びた塔だった。
けれどアルフォンスは、絶望しなかった。
「……もう、王太子じゃなくていいのか」
幼い頃から王族として生き、国のため、人のため、王太子として正しくあることを求め続けてきた彼にとって、追放にも等しいその処分は、初めて与えられた“自由”でもあったからだ。
しかも、その塔はただの廃塔ではなかった。
中には、二千年前を生きた天才魔導具師セリーヌが遺した未知の魔導具が眠り、世話焼きな魔導人形セリーと、膨大な情報を検索できる腕輪型魔導具エルまで存在していた。
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