概要
吸い込まれていく、僕らの境界線
放課後の屋上、世界の重力から見放されたような青空の下で、私たちは手を繋いだ。
大人になる手前の、名前のない宙ぶらりんの季節。すれ違う焦燥感と、吸い込まれそうな蒼天の深淵に溶けていく二人の境界線を描いた、美しくも切ない青春文芸。
大人になる手前の、名前のない宙ぶらりんの季節。すれ違う焦燥感と、吸い込まれそうな蒼天の深淵に溶けていく二人の境界線を描いた、美しくも切ない青春文芸。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!子供と大人の境に立つ少年少女の叫びが、ここにある。
作者様の感性の豊かさの垣間見える、美しい文芸作品です。
本作は放課後のひとときを過ごす、ふたりの少年たち(文章の中で性別が明示されていないため、女性でも本レビューでは少年と記載します)の不安や焦燥を淡々と綴ったもの。
物語、というにはストーリーはなく、
独白、というにはストーリーを感じる。
語られる言葉は少なく、感情の多くは情景で教えてくれます。繊細で不安定で成長途中の少年たちの心の叫びが、情景を通してひしひしと伝わってくるのです。
おそらく高校生さんなのでしょう。
人によってはもう数年、大学や大学院で人生の夏休みを過ごす方もいらっしゃいますが、高校生さんは成人までのカウントダウン…続きを読む