散歩の帰り、お囃子に誘われてふと踏み込んだ、祭の境内。懐かしげな空間のなか、声をかけてきた青年は、会ったことのない、おぼろげな痕跡のなかにぼんやり残るだけの風貌で。けれど……。懐かしさに満ち、すこし切なく、夏の夜風のように爽やかな物語。
短いですが、奇妙な余韻が残る物語です。 あるはずのない場所で行われていた不思議な祭。そこで出会う青年。その正体は……勘の良い方なら、途中で結末に気付くかもしれません。 しかし、正体が誰かが分かっていても、結末まで読んでしまう魅力があります。 ちょっと不思議な夏の思い出。現実に疲れた方にもお薦めです。【レビューコンテスト応募】
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