概要
耳を澄ませば、聞こえてくる――私をいざなう、海の声が。
東京都内の有名化粧品メーカーを退職した弓野絢子は、親戚が暮らす港町・今浦へとやってきた。かつては会社で将来を嘱望されていた絢子であったが、今は親戚宅に居候しながら、定職にもつかずに怠惰な毎日を過ごしていた。ある日、絢子は飲み仲間の漁師に連れられて入ったスナックのママに「亡き夫の代わりに、町内最大のイベントである『いかだ競争』に参加してほしい」と懇願された。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!まだ冒頭ですが、ヒロインの強烈なキャラに惹かれて書かせていただきました
まだ3話までしか読めていないのですが、ヒロインの絢子があまりに良いキャラをしていて、思わずレビューを書かせていただきました。
かつては東京の有名企業で将来を嘱望されたエリートだったのに、今は港町の叔母の家で昼まで寝て、ひたすら怠惰に過ごす日々。でも、ただのダメ人間ではなく、いとこの栄一に対して論理的すぎる屁理屈で完論破してしまう「元エリートの片鱗」が見え隠れするのが痛快です!
お好み焼き屋での漁師たちの無茶苦茶な「賭け」から始まり、スナックで明かされるホロリとくる事情(亡き夫といかだ競争のくだり)……と胸が熱くなった直後に、やっぱり下心丸出しで思い切り蹴り飛ばされる勝のオチには思わず…続きを読む