概要
「——君のお父さんが助けた七人のうち、二人は、僕らだ」
いつも、一発の銃声で目が覚める。
館宮比呂美は、自分ではない誰かの死に方を、毎晩くり返し夢に見る。
弟の昌護は、その夢の「続き」を見ている。
そして二人は、それを互いに話さない。
桑名駅のホームで、二人は一人の少女に出会う。
岡田明希。父を新幹線事件で喪い、時刻表と計算式だけを頼りに生きてきた少女。
彼女が描いていたのは、この世に存在しない駅の図面だった。
——三人が、まだ名前も知らないころに、約束した場所。
会えなかった八年と、死んでいた七分間。
すべての線路は、ひとつのホームに向かっている。
館宮比呂美は、自分ではない誰かの死に方を、毎晩くり返し夢に見る。
弟の昌護は、その夢の「続き」を見ている。
そして二人は、それを互いに話さない。
桑名駅のホームで、二人は一人の少女に出会う。
岡田明希。父を新幹線事件で喪い、時刻表と計算式だけを頼りに生きてきた少女。
彼女が描いていたのは、この世に存在しない駅の図面だった。
——三人が、まだ名前も知らないころに、約束した場所。
会えなかった八年と、死んでいた七分間。
すべての線路は、ひとつのホームに向かっている。
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