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概要
鯤とはなにか
北の果ての大海に、鯤という青色の魚が棲んでいる。体長は、数百キロともいわれ、実際にみなければ想像もできない。あるとき、とつぜん姿が変化して、鳳という鳥になる。これも、鯤とおなじくらい大きい。鳳は、海が荒れ狂うときがくると、猛烈な南風にのって飛翔する。青い翼をひろげて飛びあがると、両翼はすべてを覆いつくし、天空とみわけがつかなくなる。鳳は、空とひとつになって南の果ての海にむかう。そこが故郷で、ふたたび青色の魚に変わって、青い溟海に暮らしている。あまりに大きすぎるので、いると思ってみなければ、だれにも鯤は、識別できない。
(荘子、逍遙遊篇)
(荘子、逍遙遊篇)
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