概要
わたしは今宵、四合の米を炊く。
高校生の息子が、試験勉強していました。
「葉桜と魔笛って知ってる?」
娘が素麺を茹でました。
旅立つ二人に、世界が優しいですように。
「葉桜と魔笛って知ってる?」
娘が素麺を茹でました。
旅立つ二人に、世界が優しいですように。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!暮らしの隙間に、家族の愛情が見えてくる。
家族って、毎日一緒におるからこそ、変わっていく瞬間には案外気づかへんもんなんかもしれへんね。
『宵のこと』で描かれるんは、試験勉強をする息子と、バイトから帰ってくる娘、そして二人を見つめながらいつもの家事をするお母さん。そこに大事件が飛び込んでくるわけやない。文学の話をしたり、お腹を空かせたり、食べるものを用意したり、音楽の話をしたりする。そんな家の中の時間が、ゆったり流れていくんよ。
せやのに会話を追ってると、いつの間にか子どもたちが大きくなってたことが見えてくる。親の知らんものを知っていて、自分たちだけの話題もあって、それでも同じ家の中で自然に言葉を交わしてる。
誰かが家族愛を語る…続きを読む