概要
俺にはわかる。だが今夜だけは、何もわからなかった。
柴田 恭太朗様ご主催の自主企画【三題噺 #148】「楽」「引」「場所」】#150
【三題噺 #150】「上」「的」「感情」】参加作品
【三題噺 #150】「上」「的」「感情」】参加作品
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!これぞ、『未知』との遭遇
仮に、明日から起きることが断片的にでも解るようになったとする。
明日、自分はこんなミスをし、こんな嫌な思いをする。
これが全て解ったとする。
自分だったら、解った時点で対策を練るだろう。明日の自分が傷つかないように。
そしてやがて気がつくんだ。
そもそも、未来が見えるんだったら、働く必要すらないのではないか?
本来は、極上のスリルを味わうためのギャンブルは、ただの資金調達になる。
人生とは、過去の失敗から学び、少しずつ成長を重ねるものではあるが、
未来から成功が学べてしまうのは、果たして人生と呼べるのだろうか?
本書はそのような哲学的な問題に切り込む作品……
……
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ネタバレ不可避な人生を送っていた彼。便利な一方で新鮮さがなかったが……
すごく未知の世界を覗き込んでいるワクワクが味わえ、ぐいぐいと読み進めさせられます。
主人公は「予知能力」の持ち主。幼い頃から未来を見ることができ、競馬やデイトレードで楽して金を儲けられるなどの「イージーモード」な人生を享受している。
この感じ、かつては多くの人が「あったらいいな」と考えていたシチュエーションではないでしょうか。
ギャンブルで超能力が使えたら、あとは試験問題を予知で割り出せたら。
そんな風に人生を楽に乗り切るギフトを得ていた主人公。しかしその反面で「未知」がないことも当然彼の人生には付きまとうことにもなり。
この先で彼がどんな体験をすることになるか。
物語…続きを読む