概要
島育ちの自由な『野良猫』は、誇り高き『黒猫姫』と共に、夢の海を駆ける
夢を巣食う夢魔である『鳥』を祓う退魔師『猫』になるため。
そして、ひょんなことから一目惚れをした奉納演舞の舞手、『乙姫様』に会うべく十五歳の少年洋一郎は故郷である離島を離れ、単身月守市へとやってきた。
入学式で、『乙姫様』本人である千夜と運命的な再会を果たすが、ここで予想外の事態が洋一郎を襲う。
ここ、『地礼高等学校』は男子高……初恋の『乙姫様』は男子だったのである!
「……見た目だけで判断しないことだな、僕はお前のような薄っぺらい輩が一番嫌いだ」
千夜は涼やかで儚げな美貌と尊大で苛烈な中味から畏敬を込めて『黒猫姫』と呼ばれる『猫』であった。
洋一郎もまた、ギャップに憧れと初恋を無残に打ち砕かれる。
しかも、『猫』としての四人一組の実地訓練を、千夜と組むことになって
そして、ひょんなことから一目惚れをした奉納演舞の舞手、『乙姫様』に会うべく十五歳の少年洋一郎は故郷である離島を離れ、単身月守市へとやってきた。
入学式で、『乙姫様』本人である千夜と運命的な再会を果たすが、ここで予想外の事態が洋一郎を襲う。
ここ、『地礼高等学校』は男子高……初恋の『乙姫様』は男子だったのである!
「……見た目だけで判断しないことだな、僕はお前のような薄っぺらい輩が一番嫌いだ」
千夜は涼やかで儚げな美貌と尊大で苛烈な中味から畏敬を込めて『黒猫姫』と呼ばれる『猫』であった。
洋一郎もまた、ギャップに憧れと初恋を無残に打ち砕かれる。
しかも、『猫』としての四人一組の実地訓練を、千夜と組むことになって
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夢を渡るたび、彼らのことをもっと好きになる
夢に巣食う『鳥』と、それを祓う退魔師『猫』
夢の世界を渡って怪異に立ち向かう――設定にも惹かれましたが、この作品で何より好きだったのは、そこで描かれる人と人との関係性でした。
島育ちで真っ直ぐな洋一郎と、誇り高く不器用な千夜。
最初から相性がいいわけではない二人が、仲間たちと過ごし、同じ事件に向き合い、互いの知らなかった一面に触れながら少しずつ距離を変えていく。その過程がとても丁寧です。
そして、物語が本格的に動き始める三章以降の夢渡りがとても面白い。
夢だからこそ描ける不思議で少し怖い世界の中で起こる事件は、それ自体に読み応えがありながら、その人が抱えているものや、人間関係まで浮かび…続きを読む