『白蕙国の女王』の続編にして前日譚です。後継者争いに巻き込まれた少女が、陰謀、暗殺からいかにして逃亡し、いかにして潜伏し、いかにして反撃をして女王へとなったのか、その逃亡劇が描かれています。人物描写、戦闘描写、情景描写が素晴らしく、読み進めれば、物語の世界に自分自身がその場にいるようです。
最初の王女誘拐の話が、話が進むにつれて小さな違和感から少しずつ明らかになってきます。特に読者は真実を知っていますが、主人公は知らないという構図がとてもハラハラします。大小様々な伏線が張り巡らされている作品で、読んでいくごとに少しずつ解き明かされる感覚がサスペンスとして最高です。
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