概要
目の前には新しく愛しい家族━終戦五年。彼女の戦争は終わっていなかった
構成︰4話完結
1950年、戦後五年。
女子高生・真美子は、誰からも明るい少女だと思われている。
けれど彼女は知っている。
あの日、神戸を焼いた炎の色を。 トンネルの中で嗅いだ甘くぬるい匂いを。 そして、家族を置き去りにして生き残ったかもしれない自分の罪を。
学校の廊下で蘇る母の幻影。
「反省しなさい」
戦争は終わった。 だが、真美子の戦争だけは終わらない。
生き残りの罪悪感と向き合う少女を描く、戦後日本の心理歴史サスペンス。
1950年、戦後五年。
女子高生・真美子は、誰からも明るい少女だと思われている。
けれど彼女は知っている。
あの日、神戸を焼いた炎の色を。 トンネルの中で嗅いだ甘くぬるい匂いを。 そして、家族を置き去りにして生き残ったかもしれない自分の罪を。
学校の廊下で蘇る母の幻影。
「反省しなさい」
戦争は終わった。 だが、真美子の戦争だけは終わらない。
生き残りの罪悪感と向き合う少女を描く、戦後日本の心理歴史サスペンス。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!暗い戦争をくぐりぬけた先には……
あらすじ:
場所は神戸の蔵元と思われる家庭。
少女真美子は、家族とともに穏やかな日常をおくっている。
場所は変わって、暗いトンネルの中。
母親から「5日間トンネルから出てはいけない」と言われた真美子は、言いつけ通り、5日間を暗闇の中で耐え抜こうとするが……。
***
物語は終始、真美子の視点で進みます。
明るい日常から急転直下、暗闇の中じわじわと煙にまかれる苦痛、ナパーム弾の不気味な甘い匂い、横暴な「兵隊さん」から振るわれる暴力……と、子供の目から見た非常事態の恐怖が、鮮やかなディテール描写をもって語られます。
戦争というどこまでも現実的な恐怖に、真美子の曖昧な記…続きを読む