概要
この身体も命も、すべて貴方に捧げるね。だって……全部私のせいなんだから
貴族の子息・ジュリオは、幼馴染の少女・ルーチェと幼いころに約束を交わした。
「強くなって、私のことを守ってね!」
その約束は二人が成長したとき、最悪の形で果たされる。
魔物に襲われたルーチェを、ジュリオは守りぬいた。
自分の両脚を犠牲にして。
「ルーチェ、約束は守ったよ」
何も後悔はしていない、と誇らしく伝えたその言葉は、ルーチェを完膚なきまでに壊した。
光の消えた瞳で、彼女はつぶやく。
「私の体も命も、すべて貴方に捧げる。だって……全部私のせいなんだから」
こうして始まった二人きりの生活。
彼女は重すぎる贖罪の愛を、寝ても覚めても向けてくる――。
歪んだ絆で結ばれた二人の、曇らせダークファンタジー。
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