★
0
概要
名前は、消えない。覚えている人が、ひとりでもいる限り。
ドコの手帳から破られた頁に、綾が最後に遺した「にげて」の三文字を見つけた亜紀子は、そのページが破られたのではなく、ドコの体の奥深くに何十年も隠されていたことを知る。お腹のモニターに浮かぶ写真——病室の壁に貼られた、幼い亜紀子と綾の笑顔——から、二人が地上でかつて友人同士であり、互いの母親たちが病院で支え合ってきた事実が明かされる。処置の刻限が迫るなか、看取れなかった患者を悼み続けるナースの成れの果て・シロが現れるが、亜紀子は彼女を敵ではなく「間違った優しさを抱えた人」として受け止め、シロの罪の重さごと、彼女が看取れなかった少女の名を引き受ける。ドコの手引きで、亜紀子は幼い少女・小春を連れて丘から抜け出すが、境界で「預かった名前を手放せない」ために足止めされ、小春だけを先に地上へ帰す。ドコ・ガ
いつも応援ありがとうございます。
面白い作品を書いていこうと思いますので
応援よろしくお願いします。
面白い作品を書いていこうと思いますので
応援よろしくお願いします。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?