概要
なぜ世界を救った英雄は、玉座で「魔王」として君臨しているのか?
かつて世界を救った英雄ラインハルトは、今、最果ての玉座で「魔王」として君臨している。
しかし、それは野望のためではない。
「魔王」と云う巨大な悪が存在することで人類の団結を維持させる、残酷な神の法則――『均衡の天秤』。
世界を愛した彼は、安寧を守るための「必要悪」として、自ら呪われた玉座に就く道を選んだのだ。
城を訪れるのは、彼を討って英雄になろうと目論む九人の志願者たち。
彼らが手にするのは、かつての栄光が憎悪と欲望に歪んだ「聖遺物《レリック》」。
黄金の袋、白銀の勲章、焦げたお守り、ひび割れた砥石……。
一人、また一人と挑戦者が倒れるたび、ラインハルトが救ったはずの世界に裏切られ、悪意の底へと沈んでいった凄絶な過去の断片が剥き出しになっていく。
「さあ、
数多くある作品から私の物語を読んでいただきありがとうございます。
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