概要
天然でマイペースな元花神と、彼の呪いを解きたい白蛇の物語。
✿〜あらすじ〜✿
黒龍に踏み潰されそうになっていた白蛇を助けた櫻花は、黒龍の怒りを買い法力が半分になった上、余命十年の呪いをかけられてしまう。
地に頭を付いて謝れば赦してやると黒龍は言うが、櫻花は「私は間違っていないので、謝りません」ときっぱり笑顔で吐き捨てたことにより、ふたりの関係は最悪な方向に。
そんなやり取りから数年後、櫻花の前に不思議な雰囲気を纏う白髪の青年が現れる。肖月という名の青年はあの時黒龍から助けてもらった白蛇であることを告げ、あろうことか勝手に主従の契約を結んでしまう。
余命僅かの櫻花が生き永らえるためには1200の徳を積んで天上に昇り天仙になるか、もしくは黒龍に謝るしかない。
持ち前の"運の良さ"を武器に世のため人のために尽くす地仙と、命を救われた恩を返したい白
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- ★★★ Excellent!!!水のように優しく、水のように強い――元・花神と、彼を想う白蛇の物語
黒龍に踏み潰されそうになっていた白蛇を、迷わず助けた櫻花。
その結果、法力は半分になり、余命十年の呪いまでかけられてしまいます。
けれど櫻花は言うのです。
「私は間違っていないので、謝りません」と、きっぱり笑顔で。
なぜなら彼の胸の内には、決して曲げない「正しさ」が息づいているから。
でも普段の彼は、礼儀正しく、心優しい地仙です。
読んでいて思い出したのは、老子の「上善如水」という言葉。
櫻花はまさに、すべてを潤す恵みの水のような人。やわらかく、誰にでも分け隔てなく優しい。
けれどその優しさは弱さではなく、長い時間をかけて岩をも穿つ水滴のような、静かで揺るぎない強さを秘めているのです。…続きを読む